ロードレースを予想する!

.1クラス以上の男子ロードレースを予想します。

3/2 ストラーデ•ビアンケ🇮🇹(1.UWT)

シエナシエナ

【予想】

⭐️⭐️⭐️Pogacar

⭐️⭐️Pidcock-Valter

⭐️Kuss-Mohoric-D.Martinez

【プレビュー】

「第6のモニュメント」としてこのレースの魅力を推すファンや選手も多いストラーデ•ビアンケ、トスカーナのブドウ畑の間の白い道を駆け抜けるレースだ。フィナーレにグラベル区間を含む周回コースが追加された2024年大会は、史上初めて200kmを突破。未舗装路のグラベルは15セクター用意され、より厳しさが増したレースとなっている。今年は軽い雨が午前中から降っており、もしかするとグラベルは泥となる可能性があり、滑りやすさには十分気をつけないといけない。

勝負がかかりやすいのは、残り84kmから始まるモンテ•サンテ•マリエ(第8セクター 11.5km)で、昨年はここで仕掛け、さらに下りでもスピードを上げたピドコック🇬🇧(IGD)が独走を決めそのまま勝利した。ここではパンクやメカトラによって遅れていく選手も多く、もしここでそうなってしまった場合、散り散りになった集団で前に進むのは難しく、レースの勝負権を失うこととなる。今回追加された周回コースは、本来10、11セクターを構成する登り区間、コッレ•ピンズート(14セクター 2.4)とレ•トルフォ(15セクター 1.1km)が追加で最終盤に組み込まれている。レ•トルフォは本来から勝負所として設定されており、2021年のマチュー•ファン•デル•プール🇳🇱(ACD)の勝利を決める有名なアタックがかかった場所だ。そしてフィニッシュは、シエナのカンポ広場への激坂。マチューのベルナルやアラフィリップをちぎった走りでお馴染み。

周回コースによる距離の増加は、例年通りの独走勝利の可能性を高める一方で、天候も相まって未知の難易度のレースの中、プロトンをコントロール下に置きたいという心理から、それが阻まれる可能性もある。サブエースを前で走らせ適度なタイムさを維持するような戦略もあるかもしれない。そのように、高度な戦術戦が予想されるのは、タデイ・ポガチャル🇸🇮(UAD)がシーズンインするからだ。

タデイ•ポガチャル🇸🇮(UAD)は、昨年のロンバルディア以来のレース。2022年にも勝利しているこのレースで優勝候補の筆頭だ。今シーズンはアルデンヌ〜ジロ〜ツール〜オリンピックの予定となっており、幸先良いスタートを切れるか注目。オープニングウィークエンドで好成績のウェレンス🇧🇪(UAD)も勝負できるはず。昨年勝者のピドコック🇬🇧(IGD)ももちろん注目。MTBやCXで培ったバイクコントロールの技術はグラベルでも活きる。オムロープでは先行集団に入りながら勝負に絡めなかったものの、今シーズンの目標はツール。登りでの力は高くなっているはず。ここまでクラシック2勝のヴィスマのエースは、昨年5位のヴァルテル🇭🇺(TVL)。彼を支えるのはハエン6位とグラベル適性も見せたクス🇺🇸(TVL)とラポルト🇫🇷(TVL)。さらには今シーズンはアルガルヴェでレムコを2度倒すなど好調のダニ•マルティネス🇨🇴(BOR)、昨年6位のモホリッチ🇸🇮(TBV)、ライグエリアで勝利したレニー•マルティネス🇫🇷(GFD)とチームメイトのグレゴワール🇫🇷(GFD)、マドゥアス🇫🇷(GFD)、悪い流れを断ち切りたいクイックステップの二人、アラフィリップ🇫🇷(SQS)とスグリーン🇩🇰(SQS)、地元トスカーナ出身のベッティオル🇮🇹(EFE)、ヒーリー🇮🇪(EFE)、シュクインシュ🇱🇻(LTK)、シモンズ🇺🇸(LTK)、ゴグル🇦🇹(ACD)、トゥーンス🇧🇪(IPT)らが優勝を争う。

【注目選手】

アッティラ・ヴァルテル🇭🇺(TVL)

昨年のレースでは追走に2人で入ったべノートとの連携が取れずあと少しまでピドコックを追い詰めながら勝利に届かず。今年はグランツール勝者と欧州王者に支えられるヴァルテルは「光栄なことだ。お返しにチームに良い結果を返せることを願っている」と語る。

【スタートリスト】

Data powered by FirstCycling.com

【スタート・フィニッシュ】

🇯🇵3/2 19:10〜24:46

【放送】

🇯🇵Jsportsで放送