ロードレースを予想する!

.1クラス以上の男子ロードレースを予想します。

3/16 クラシック•ロアール•アトランティク🇫🇷(1.1)

ラ•ヘア•フアシエール〜ラ•ヘア•フアシエール

【予想】

⭐️⭐️⭐️Bennett

⭐️⭐️Venturini-Askey

⭐️Van Asbroeck-P.Barbier-Cote

【プレビュー】

フランス西部、太平洋に面したロアール•アトランティクで開催されるワンデーレース。11周する周回コースには2つの登りがあるが、いづれも短く、最終的には集団スプリントに終わることが多い。

注目はベネット🇮🇪(DAT)。悪しき流れを断ち切るためにデカトロンへ移籍するもなかなか好成績を残せず。過去には最強スプリンターと呼ばれた時期もあったが、ここ5年は本来の実力を示せずにいる。パリ〜ニースでは発射台との好連携も見せ、少しづつ勝利には近づいているはずだ。フランスCXチャンピオンのヴァンチュリーニ🇫🇷(ARK)は短い登りならこなせる瞬発力のある選手。引退したブアニの穴を埋める走りを見せたいところ。グルパマ生え抜きのクラシックライダー、アスキー🇬🇧(GFD)や、新加入ウォールズ🇬🇧(GFD)、スペイン人スプリンターのアベラストゥーリ🇪🇸(EUS)をはじめ、シルヴィアを姉に持つダヴィペルシコ🇮🇹(BWB)、ファンアスブルック🇧🇪(IPT)、コテ🇨🇦(IPT)、ルクロック🇫🇷(AUB)、ピエール•バルビエ🇫🇷(PWB)、ゴツォンマルティン🇪🇸(EUS)、リナール🇫🇷(COF)らに注目だ。

【注目選手】

ピエール•バルビエ🇫🇷(PWB)

B&B消滅など逆風もありつつも、実力を買われチームを渡り歩くスプリンター。今年は兄ルディと共にフィリップ•ワグナーに所属。シャールジャツアーでも2勝を挙げており、さらなるステップアップにも期待がかかる。

【スタートリスト】

Data powered by FirstCycling.com

【スタート・フィニッシュ】

🇯🇵3/16 20:25〜25:10

【放送】

🇯🇵 日本での放送なし

3/16 ミラノ〜サンレモ🇮🇹(1.UWT)

パヴィア〜サンレモ

【予想】

⭐️⭐️⭐️Pogacar

⭐️⭐️Pedersen-Van Der Poel

⭐️Van Gils-Pithie-Matthews

【プレビュー】

シーズン初のモニュメント、別名「ラ•プリマヴェーラ」。ミラノから約30km離れたパヴィアをスタートするこのレースは、トゥルチーノ峠やライグエリアのカーポ•メーレといった短い登りを越え、最終盤のチプレッサ(5.6km 4.1% 残り21km)とポッジオ(3.6km 3.7% 残り5km)でレースが決まる。かつてはスプリンターズクラシックと呼ばれたこともあったが、ここ10年で集団スプリントとなったのは3度のみ。ポッジオでのアタッカーたちによる決戦になることが多い。今年のポッジオの風向きは追い風。独走も可能な形である。

何よりも注目なのは、果たしてポガチャル🇸🇮(UAD)がこのサンレモで勝てるのかどうかである。このレースに勝つために全力で挑んだ2022年と2023年はそれぞれ5位と4位で、パンチャーである彼にはライバルをふるい落とすための登りとしてポッジオでは緩すぎるのではないかという懸念がある。今年は「チプレッサから行くよ」と宣言している彼であるが、チプレッサからフィニッシュまで距離は長く、チームの連携が必須である。そんなポガチャルのチームメイトは、ウェレンス🇧🇪(UAD)、ノバク🇸🇮(UAD)、デルトロ🇲🇽(UAD)、コーヴィ🇮🇹(UAD)、ウリッシ🇸🇮(UAD)、ヒル🇨🇭(UAD)と登りに比重を置いた布陣。チプレッサでピュアスプリンターを振り落とすようなハイペースを仕掛けられることは間違い無く、そこからポッジオへの平坦区間でも、ウリッシやコーヴィの能力ならば全く問題はないだろう。そして、勝つために必要なのは、攻撃の回数を増やすこと。モホリッチに下りで逆転された2022年は2度の攻撃に終わったが、ポッジオの序盤から仕掛ければ、ポッジオ終盤の急勾配区間でライバルを苦しめるジャブを打つことになるだろう。プレッシャーをかけるという意味では、デルトロやウェレンスにアタックさせることも手段の一つである。全チーム中最もクライミング性能に舵を切っていると言ってもいい今年のUAE、ストラーデビアンケの勢いで勝ちを掴みたい。

ディフェンディングチャンピオンマチュー・ファンデルプール🇳🇱(ACD)はなんとこのモニュメントでシーズンイン。2022年もレースを走らずに3位に入っている彼に限ってレース勘への心配はないが、ポッジオでパワーを爆発させる彼の姿は目に浮かぶようだ。3年連続Top10のクラウアナスン🇩🇰(ACD)が支える。昨年は先頭集団から遅れてしまったが、トレックのピーダスン🇩🇰(LTK)も優勝候補だ。プロヴァンスパリ〜ニースでの走りを見れば、体力面では群を抜いている。ミラン🇮🇹(LTK)は彼を支えると発言しており、好調スクインシュ🇱🇻(LTK)、2021勝者ストゥイヴェン🇧🇪(LTK)らとともにサポートも万全。バーレーンモホリッチ🇸🇮(TBV)は2022年の下りで圧巻のアタックの再現を狙う。ファンヒルス🇧🇪(LTD)もストラーデビアンケで見事な追走を見せていた。調子次第だが、トップ5も狙える選手だ。

その他の注目は、2022年11位のアルバネーゼ🇮🇹(ARK)や、アスタナ勢、ベラスコ🇮🇹(AST)、スカローニ🇮🇹(AST)、ルツェンコ🇰🇿(AST)。そして好調のヴェンドラーメ🇮🇹(DAT)、コスヌフロワ🇫🇷(DAT)、ミラノ〜トリノでは独走勝利のベッティオル(EFE🇮🇹)、パワーには定評のあるキュング🇨🇭(GFD)、ブレイク中のピシー🇫🇷(GFD)、ガンナ🇮🇹(IGD)、ナルバエス🇪🇨(IGD)、ピドコック🇬🇧(IGD)、ギルマイ🇪🇷IWA)、ストロング🇳🇿(IPT)、アラフィリップ🇫🇷(SOQ)、ヴァーマーケ🇺🇸DFP)、ラポルト🇫🇷(TVL)らだ。

【注目選手】

ローレンス•ピシー🇳🇿(GFD)

ダウンアンダーでの好調っぷりに加え、カデルエバンスレースも制した。ジュニア時代にはトラックで世界一になったそのスプリント力はさることながら、登りに耐えうる体力も身につけた。初参加の21歳は、サンレモで結果を残せるのか。

【スタートリスト】

Data powered by FirstCycling.com

【スタート・フィニッシュ】

🇯🇵3/16 18:15〜25:07

【放送】

🇯🇵 Jsportsで放送あり

3/15 ブレーデネ•コクサイデ•クラシック🇧🇪(1.Pro)

ブレーデネ〜コクサイデ

【予想】

⭐️⭐️⭐️Thijssen

⭐️⭐️Molano-Magnier

⭐️Grönewegen-De Kleijn-De Lie

【プレビュー】

風、激坂、石畳フランダースクラシックらしい全ての要素を兼ね備えたレース。2019年までハンドザーメへのレースだったため、ハンドザーメ•クラシックと呼ばれていた。ヘント〜ウェヴェルヘムでの使用でもお馴染みの石畳、ケンメルベルグ(0.4km 7.9%)の登坂が残り100kmである。そこからは平坦区間が続き、登り区間からの遠さから大集団のスプリントとなる可能性が高い。今年の風は南西方向から10m/sほどで、レースに影響を与えるほどではないと思われる。

注目はディフェンディングチャンピオンタイッセン🇧🇪IWA)を擁するアンテルマルシェ。リードアウトのプティ🇫🇷IWA)やミッケルス🇪🇪IWA)に加え、若手注目株のスプリンター、デポーテル🇧🇪IWA)とR•ファンシントマールテンスダイク🇳🇱(SOQ)らが牽引する。デュナンの滑りやすい石畳区間で、先頭集団で走りながらも落車してしまったモラノ🇨🇴(UAD)にも注目。石畳適正とブエルタも制したスプリント力で勝利を狙う。同じく落車してしまったドゥリー🇧🇪(LTD)にももちろん注目だが、子のところ集団スプリントではイマイチ。北のクラシックといえばクイックステップ...であるが、スプリントとなればエースはマニエ🇫🇷(SOQ)か。ランパールト🇧🇪(SOQ)やワルロップ🇧🇪(SOQ)ら単騎でも勝負をできる選手もいる。ハマれば世界最強クラスのスプリント力を見せるフルーネウェーヘン🇳🇱(JAY)はこのところ勝利がなく、少しずつリザルトを上げていきたいところ。2022、2020に勝利しているアッカーマン🇩🇪(IPT)をはじめ、他にもパリ〜ニース勝利のデクレイン🇧🇪(TUD)、モスケッティ🇮🇹(Q36)、アンドレッセン🇩🇰DFP)、カピオ🇧🇪(ARK)、デュポン🇧🇪(TAR)、オフステテール🇧🇪(IPT)らに注目だ。

【注目選手】

ポール•マニエ🇫🇷(SOQ)

プロ初レースのマジョルカを見事な勝利で飾り、オマーンでもステージ優勝に加えポイント賞3位の活躍。耐久力に加え圧倒的なパワーでスプリントを制するフィリプセンのような選手。チームの信頼を勝ち取り、エースとして輝く日も近い。

【スタートリスト】

Data powered by FirstCycling.com

【スタート・フィニッシュ】

🇯🇵3/15 20:15〜24:43

【放送】

🇯🇵 日本での放送なし

3/14 GP•ド•デュナン🇫🇷(1.Pro)

デュナン〜デュナン

【予想】

⭐️⭐️⭐️L.Rex

⭐️⭐️Askey-Lampaert

⭐️Baroncini-Van Moer-Küng

北のクラシックの一戦として数えられる、計12セクターの石畳で最強の足を競い合う、「ミニ•パリ〜ルーべ」。開催されるのはルーベと同じ、ベルギーに近いノール県。昨年はビョーグ🇩🇰(UAD)の見事なアシストからモラノ🇨🇴(UAD)がスプリントで共にフィニッシュまで辿り着いた3人を破った。石畳適性のない選手にはもちろん厳しいコースで、昨日のノケレより少ない人数でのスプリントとなるだろう。フィニッシュまで行くような大きなアタックが起こるのは、最終1セクターのアベスネス•ル•セックになるだろう。

強力なチームはUAE。今まではクラシックの印象の薄いチームだったが、ポガチャルのロンド勝利以来力を蓄えつつある。もちろん昨年優勝のモラノ🇨🇴(UAD)に加え、大怪我から復帰したスプリンターのホッジ🇨🇴(UAD)、ノケレで強さを見せたバロンチーニ🇮🇹(UAD)、新加入のポリッツ🇩🇪(UAD)、そしてオムロープではウェレンスのため集団牽引で大活躍したモルガド🇵🇹(UAD)というメンバー。一方でクイックステップはやや厳しいメンバー。ランパールト🇧🇪(SOQ)、レインデリン🇳🇱(SOQ)らクラシックスペシャリストで勝負だ。アルペシンからはスプリント力のあるボヴェン🇦🇺(ACD)とキエリッヒ🇧🇪(ACD)そしてタフな展開にも強い、ファントリヒト🇧🇪(ACD)らで勝負だ。ロットからは先月の落車以来不調が伝えられるドゥリー🇧🇪(LTD)やメンテン🇧🇪(LTD)が出場。FDJは悪路スペシャリストのアスキー🇬🇧(GFD)、キュング🇨🇭(GFD)の2人。アンてるマルシェにはルサミン勝者のL•レックス🇧🇪IWA)と弟のT•レックス🇧🇪IWA)が出場だ。昨年4位、経験値のあるボアッソンハーゲン🇳🇴(DAT)や、ヴァルシャイド🇩🇪(JAY)、カピオ🇧🇪(ARK)、フレティン🇧🇪(COF)、ファンヘステル🇧🇪(TEN)に注目だ。

【注目選手】

フィリッポ•バロンチーニ🇮🇹(UAD)

レース昨日のノケレクールセの最終盤では石畳で仕掛けるなど新たな一面を見せた23歳のパンチャー。2021年のフランダース世界選手権で勝利を収めている一方でトレックからの移籍以来やや停滞気味に思われていた成長も加速し、上位のリザルトを残せるようになるだろう。

【スタートリスト】

Data powered by FirstCycling.com

【スタート・フィニッシュ】

🇯🇵3/14 19:05〜23:47

【放送】

🇯🇵 日本での放送なし

3/13 ダニリス•ノケレ•クールセ🇧🇪(1.Pro)

ダインゼ〜ノケレ

【予想】

⭐️⭐️⭐️Philipsen

⭐️⭐️Lamperti-Biermans

⭐️Menten-Thijssen-Bittner

【プレビュー】

ベルギー•ノケレで開催される伝統ある石畳のワンデーレース。石畳の登り、ノケレベルグ(400m 4.3%)にフィニッシュラインも設定され、4度通ることになる。一方でここでライダーがバラバラになることは少なく、ここ2年ではスプリントの結果、メルリール🇧🇪(SOQ)の連勝に終わっている。2024年版も、それなりの大集団でのスプリントとなると予想する。

特に注目なのは、ティレーノでも素晴らしい勝利を挙げたフィリプセン🇧🇪(ACD)ミラノ〜サンレモでの勝利を目指して、登りの面でも体力の面でも強力になっているはず。今日のノケレでも最もマークされるべき存在である。一方でディフェンディングチャンピオンメルリール🇧🇪(SOQ)は調子の面で心配だ。ティレーノのスプリントステージで遅れてしまったり、最終日にはリタイアと、コンディション面で好調とは言い難い状況である。スーダルは若手のランパーティ🇧🇪(SOQ)でも勝負ができる。クールネでもトップ10に入り、石畳適性もアピールした彼はスプリント力にも目を見張るものがある。アルケアのビールマンス🇧🇪(ARK)はタフな展開でのスプリントにめっぽう強い選手。WT残留争いに必須なポイントを稼ぐという意味でも特に重要なライダーである。他にも、タイッセン🇧🇪IWA)、ミッケルス🇪🇪IWA)、フレティン🇧🇪(COF)、アニオコウスキー🇵🇱(COF)、キュング🇨🇭(GFD)、ビトナー🇨🇿DFP)、ヤコブセン🇳🇱DFP)、ウェレンス🇧🇪(LTS)、メンテン🇧🇪(LTD)、アッカーマン🇩🇪(IPT)、ティレル🇳🇴(UNO)、デュポン🇧🇪(TAR)らに注目だ。

【注目選手】

アレク•セハールト🇧🇪(LTD)

GPクリケリオンで悪天候の中独走での初勝利を挙げた21歳のネオプロ。昨年の国内選手権ではレムコと最後まで競ったもののスプリント対決には敗れた。TTと石畳でも強さを見せている彼のスプリント力にも注目だ。

【スタートリスト】

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【スタート・フィニッシュ】

🇯🇵3/13 20:45〜25:23

【放送】

🇯🇵 日本での放送なし

3/13 ミラノ〜トリノ🇮🇹(1.Pro)

ロー〜サラッサ

【予想】

⭐️⭐️⭐️Hirschi

⭐️⭐️Canal-Van Den Berg

⭐️Bettiol-Herregodts-Vermaerke

【プレビュー】

近年はサンレモの前哨戦として開催されている、なんと1876年から100回以上の歴史を持つ古参ロードレース。過去にはスペルガ大聖堂への山頂フィニッシュというルートもあったが、今年は中盤に山岳を挟むパンチャー向けのコースに。特に重要な登りは、残り29kmのプラスコルサーノ(3.1km 6.9%)と残り29kmのコレレット•カステルヌオボ(3.8km 3.9%)だ。クライマーを多く揃えるUAEやBORAはそこでペースアップを図り、少ない人数の集団となるだろう。登りもこなせるスプリンターにはチャンスが十分あるが、カヴェンディッシュ🇬🇧(AST)のようなピュアスプリンターには厳しいレースとなる可能性が高い。それでは、このタフなレースで生き残るのは誰になるだろう。最も上りに特化しているチームを組んでいるのはUAEだ。ヒル🇨🇭(UAD)をエースに、地元ウリッシ🇮🇹(UAD)、クリステン🇨🇭(UAD)、グリヴァー🇸🇮(UAD)、バックス🇳🇱(UAD)ら先頭集団に多い人数を送り込むだろう。登りで強さを発揮するのは、リポウィッツ🇩🇪(BOR)、ユンゲルス🇱🇺(BOR)、ベッティオル🇮🇹(EFE)、ヘレホーツ🇧🇪IWA)、シュルツ🇦🇺(IPT)、ヴァーマーケ🇺🇸DFP)、ブランビッラ🇮🇹(Q36)、カルゾーニ🇮🇹(Q36)らだ。一方、大集団でのスプリントとなった場合、ヴァーノン🇬🇧(IPT)、クリストフ🇳🇴(UNO)、ヴァーレンショルト🇳🇴(UNO)、M•ファンデンベルフ🇳🇱(EFE)、カナル🇪🇸(MOV)、コルティナ🇪🇸(MOV)、ファンウデン🇳🇱DFP)、ジングレ🇫🇷(COF)らの対決に注目だ。

【注目選手】

ヤン•クリステン🇨🇭(UAD)

アユソに続いて、デルトロやモルガドとともに再び圧倒のデビューシーズンを送ろうとしているスイスの19歳。ジロネクストジェンでの山岳ステージでも勝利しており、その登坂力は確かなものだ。ライグエリアでは5位に入るなど、プロの走りに順応していけばワールドクラスの選手になるはずだ。

【スタートリスト】

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【スタート・フィニッシュ】

🇯🇵3/13 18:30〜23:58

【放送】

🇯🇵Jsportsで放送

3/4〜3/10 ティレーノ〜アドリアティコ🇮🇹(1.UWT)

Tirreno–Adriatico - Wikidata さん

【予想】

⭐️⭐️⭐️Vingegaard

⭐️⭐️D.Martinez-O'Connor

⭐️Ayuso-Del Toro-Geoghegan Hart

【プレビュー】

イタリアのいわゆる「すね」ティレニア海から「ふくらはぎ」アドリア海という二つの海を結ぶイタリアの伝統あるステージレース。グランツール級の山岳の険しさや、ビッグチームが多く出場することから、ツール•ド•フランスやジロ•デ•イタリアを目指す選手の準備レースとしても人気が高い。昨年はログリッチ、さらにその前はポガチャルが連覇していることからも分かるように、シーズンの趨勢を占うレースだ。今シーズンの7日間は、お馴染みカマイオーレのプロローグに始まり、3日間続けてのスプリントステージ(#3、#4は完全な集団スプリントではないかも)の後は、超級山岳•サンジャコモ(11.9% 6.2%)を超える第5ステージ、さらには第6ステージでは超級山岳モンテ•ペトラノ(10.2km 7.9%)への山頂フィニッシュでクライマックス。この登坂は向かい風の予報で、アタックが決まりづらい可能性はある。最終日は再びスプリントに終わる。

もちろん総合争いのトップ候補はヴィンゲゴー🇩🇰(TVL)。グランカミーニョではパンチャー向けのステージでもアタックを決めての独走勝利。TTでこそ彼らしい走りは確認できていないものの、登坂では素晴らしいコンディショニングを見せており、彼に叶うものはいないだろう。アイデブルックス🇧🇪(TVL)が彼のためにどう働くかにも注目だ。初日のTTが大きな役割を果たすこのレースでは、アルガルヴェでレムコを2度破ったダニ•マルティネス🇨🇴(BOR)やアユソ🇪🇸(UAD)、カルーゾ🇮🇹(TBV)、大怪我から順調な回復っぷりを見せるゲイガンハート🇮🇹(LTK)といった選手たちが有利だろう。また、今シーズンはUAEツアーで個人TTでの改善、ジャベルジャイスで勝利を挙げたオコーナー🇦🇺(DAT)も楽しみな選手。シーズンインのマス🇪🇸(MOV)、ヒンドレー🇦🇺(BOR)、プール🇬🇧DFP)、バルデ🇫🇷DFP)、ケムナ🇩🇪(BOR)をはじめ、デルトロ🇲🇽(UAD)も忘れてはいけない。

スプリントにおいては、メルリール🇧🇪(SQS)、フィリプセン🇧🇪(ACD)というスプリンター頂上決戦が見られる!ややスプリント多めの構成となっているこのレースで2人のバチバチの戦いに期待が集まる。バウハウス🇩🇪(TBV)、ユアン🇦🇺(JAY)、ミラン🇮🇹(LTK)、カヴェンディッシュ🇬🇧(AST)、ファンウーデン🇳🇱DFPギルマイ🇪🇷IWA)、ヴァーノン🇬🇧(IPT)らも負けられない。

【ステージ】

#1 リド•ディ•カマイオーレ〜リド•ディ•カマイオーレ(ITT)

#2 カマイオーレ〜フォロニカ

#3 ボルテッラ〜グアルド•タディーノ

#4 アローネ〜ジュリアノバ

#5 トッリチェッラ•シクラー〜バレ•カステラーナ

#6 サッソフェラート〜カーリ(モンテ•ペトラノ)

#7 サン•ベネディット•デル•トロント〜サン•ベネディット•デル•トロント

【注目選手】

イサーク•デルトロ🇲🇽(UAD)

ダウンアンダーでの激走だけでなく、続いて出場したアルガルヴェでは、なんとTTでガンナ🇮🇹を打ち破った怪物。もしここでチームメイトのアユソ🇪🇸を脅かし、表彰台に迫る走りを見せるようだと、今後のリーダーとしての立場も見えてくる....

【スタートリスト】

Data powered by FirstCycling.com

【スタート・フィニッシュ】

🇯🇵 日本時間

3/4 20:35〜23:44(ITT)

3/5 18:55〜23:43

3/6 18:10〜23:42

3/7 18:30〜23:32

3/8 19:55〜23:30

3/9 20:05〜24:34

3/10 20:55〜24:34

【放送】

🇯🇵 Jsportsで放送あり